最近、「外部サービスからデータを取得して、ユーザー向けにダッシュボード表示するアプリを作りたい」という相談が増えています。
たとえば──
構想としてはシンプルで魅力的です。
しかし、この手の「外部サービス連携型アプリ開発」には、必ずといっていいほど見落とされがちなポイントがあります。

資料の中に「APIまたはスクレイピングでデータ収集」と書かれていることがありますが、開発を依頼する側としては、以下の確認が取れないと設計に入れません。
外部サービス連携型のアプリ開発は、「技術的にできるかどうか」よりも**「権利的・運用的にやってよいか」**のほうが重要です。
最初の段階でここを曖昧にしたまま開発に入ってしまうと、
✅ 「ローンチ直後にアクセス遮断される」
✅ 「規約違反と判断されて機能停止せざるを得ない」
✅ 「ユーザーからの同意取得が後付けになってトラブルになる」
といった事態に陥りがちです。
「まずUIを作ろう」「まずPoCを回そう」ではなく、
✅ どの方式で、どの頻度で、どの認証でデータを取得するのか?
この部分の認識を揃えてから着手することが、最も効率的なプロジェクトの進め方です。