前回の記事では、エキスパンド合同会社の新しい挑戦として、CA(コンパニオンアニマル)事業「3131トリム(ミーミートリム)」の始動をお伝えしました。
ワンちゃんと楽しめるカフェ、シャンプーサロン、トリミングサロンを組み合わせた、”人とどうぶつが自然につながる場所”。まずは熱海で実証実験(PoC)を行い、将来的には東京展開も視野に入れる。そんな構想をお話ししました。
今回はその続報です。準備が、一歩前に進みました。
テーマは2つ。「トリミング研究室」のリフォーム計画と、「出張トリミング」からの事業スタートです。
3131トリムの最初の拠点として、熱海の家の一角をリフォームし、トリミング専用ルームをつくることにしました。
名付けて、「トリミング研究室」。
サロンではなく、あえて「研究室」と呼ぶのには理由があります。
前回、3131トリムが目指すトリミングは「ただ整える」ではなく、”その子らしさを引き出す”ことだと書きました。ただ、それは一朝一夕にできることではありません。小型犬やシニア犬の負担を減らすケアの手法。ワンちゃんがストレスなく過ごせる環境づくり。ペットテックの活用。一頭一頭のケアを通じて検証し、磨き上げていく必要があります。
その試行錯誤の場所が、この研究室です。ここで品質を徹底的に磨いてから、カフェを併設した店舗づくりへ進みます。
私自身、日々ワンちゃん達と暮らす飼い主のひとりです。だからこそ基準はシンプルに、「自分の愛犬を安心して任せられるか」。この一点から、設備もサービスも設計していきます。
先日、リフォーム計画の図面ができてきました。ワンちゃんの安全と快適さを最優先に、次のような設計を予定しています。
このほか、換気や温度管理、滑りにくい床材の選定など、体調と安全に関わる細部にもこだわっていきます。
コンパクトな空間です。でも、だからこそ、一頭一頭とじっくり向き合えます。大型店にはできない丁寧さを、ここで形にしていきます。
研究室の準備と並行して、サービスとしてはまず出張トリミングから始めます。
熱海は坂の多い街です。別荘や二拠点生活で滞在される方も多く、「愛犬を連れてサロンまで通うのが大変」という声を耳にします。シニアの飼い主さまにとっても、送迎の負担は小さくありません。
出張トリミングなら、ワンちゃんは住み慣れた環境のまま、リラックスしてケアを受けられます。慣れない場所や車移動が苦手な子、シニア犬にこそ、安心していただけるはずです。シャンプーやカットだけでなく、爪切り・耳掃除・足まわりのお手入れといった日常ケアのメニューも準備していく予定です。
そして、出張先で伺う飼い主さまの声こそが、PoCの最初のデータになります。熱海のワンちゃんと飼い主さまが本当に求めているものは何か。机の上ではなく、現場で確かめていきます。
前回お伝えした「カフェ×シャンプーサロン×トリミングサロン」の複合空間という構想は、変わらず私たちのゴールです。
そこに至る順番を、今回こう決めました。
いきなり大きく始めず、小さく検証しながら進める。これは、エキスパンドがIT・AIの事業で大切にしてきた進め方そのものです。予約管理や健康記録へのテクノロジー活用、ペットテック機器の検証も、この研究室で試していきます。
前回の記事の最後に、「まずは熱海から。未来へ向けた、小さな第一歩です」と書きました。今回のリフォーム計画と出張トリミングの準備は、その第一歩が実際に地面を踏んだ、そんな感覚です。
図面を眺めながら、ここでどんなワンちゃん達に出会えるのだろうと、少し先の光景を想像しています。シャンプーのあと、ドライヤーの音にうとうとする子。トリミング台の上で得意げな顔をする子。想像するだけで、準備にも力が入ります。
工事が始まったら、ビフォーアフターの様子もこのブログでお伝えしていくつもりです。引き続き、3131トリムの歩みを見守っていただけたら嬉しいです。