朝起きて最初にやることが「チェック作業」になっていませんか。
メールを開いて未読をさばき、カレンダーで今日の予定を確認し、Slackのメンションを追いかけ、ついでに各種サイトやツールをひと回り。気づけば、仕事を始める前の「準備」だけで30分。私の朝は長いあいだ、そんなふうに始まっていました。
複数のプロジェクトを並行して動かしていると、朝の情報収集はどうしても重くなります。しかも巡回先が多いほど、見落としのリスクは上がる。「あのメンション、返しそびれていた」「今日の会議、時間が変わっていたのか」——朝のバタバタの中では、どうしても防ぎきれませんでした。
そこで、AIアシスタントのClaudeに「朝ブリーフィング」を丸ごと任せることにしました。結論から言うと、朝のメールチェックとサイト巡回の手間は、ほぼゼロになりました。
毎朝4時すぎ、私が寝ている間にClaudeが自動で動き出します。やっていることは大きく3つです。
まず、Googleカレンダーから今日の予定を取得して時系列に整理する。次に、Gmailに届いた過去24時間のメールから、未読・要対応のものを重要度順に要約する。最後に、Slackのメンションや動きのあった重要スレッドをピックアップする。
これらを1通のメールにまとめて、朝4時45分に私のアドレスへ自動送信。起きる頃には、受信トレイのいちばん上に「今日の分」が届いている、というわけです。
メールの冒頭は「今日の3行サマリー」。その日の最重要ポイントだけが3行に凝縮されているので、ベッドの中で30秒読めば今日の輪郭がつかめます。
その下には、こんな内容が続きます。
つまり、これまで自分の頭でやっていた「情報を集めて、優先順位をつけて、今日のタスクに変換する」という朝の仕事を、丸ごと肩代わりしてくれるのです。
導入してまず感じたのは、朝の「画面を行ったり来たりする時間」が消えたことです。メール、カレンダー、Slack、各種サイト……と巡回していたのが、いまはメール1通を読むだけ。通勤中にスマホでさっと読めば、オフィスに着いた瞬間から本題に入れます。
見落としも明らかに減りました。AIは疲れも寝不足もないので、深夜に届いた会議の時間変更も、流れの速いチャンネルに埋もれかけたメンションも、淡々と拾い上げてきます。「朝イチで気づけてよかった」という場面が、導入初日からすでにありました。
朝の30分は、積み重ねれば1年で180時間以上。それを「チェック作業」ではなく、考える仕事や自分の時間に使えるようになったのは、想像以上に大きな変化です。
意外に思われるかもしれませんが、特別な開発は一切していません。やったことは、Claudeに「毎朝ブリーフィングを作って、メールで送って」と伝えて、カレンダー・メール・Slack・メール配信サービスのコネクタ(連携)を画面から接続しただけ。
途中でつまずいたポイント——たとえば「メールの完全自動送信には配信サービスの接続が必要」といった制約——も、Claude自身が原因を切り分けて代替案を提示してくれたので、こちらは選択肢から選ぶだけで済みました。テスト送信から本番稼働まで、会話だけで完結しています。
こんな方には、特におすすめできます。
「今日は何があるんだっけ」を自分で組み立てる時代は、もう終わりつつあるのかもしれません。明日の朝も、私の受信トレイには4時45分に「今日の分」が届きます。